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日々の糧—香り日記—

日々出会った香水について記してゆく日記。

7.部屋(フルール・ド・ブランシェ)

愛する香りにも種類があり、ティンタ・ロハが身体の一部としたら、このアロマリン社のフルール・ド・ブランシェは空間の一部として愛している。近所の雑貨屋で衝動買いした安香水だが、この香水をこっそりハンカチに吹きかければいついかなる時と場所でもク…

6.10年の月日(ジャドール)

新宿の喫茶店で人と会った。喫茶店に入る前も、伊勢丹で香水を眺めていた。出かける時に付けたティンタ・ロハも都会の寒い風に当たってすっかり消えかけてしまっていた。相変わらず賑わうディオールの前を通ると、ジャドールシリーズが目に入った。ジャドー…

5.迷う(メシャン ルー 他)

今日はすっかり行き慣れた新宿に、知人の舞台挨拶を見に出掛けた。しかも特に行き慣れた新宿三丁目付近である。無論伊勢丹も通る。通るなら入るしかない。舞台挨拶の後、同行していた知人らと別れて香水売り場に向かった。外は予想外に寒く、早足で伊勢丹に…

4.就寝前(ナイトメディテーション)

たまに寝る前に香水を室内にスプレーするか身体に付けて寝る。好きな香りであったゲランのイディール サブリームをそうしていたのだが、日頃の行いが良くないのか、すこぶる夢見が悪い。他にリラックス出来る香りはなかろうか。かと言ってオーガニックなアロ…

3.ラブストーリー(エロス 他)

実家から東京に帰った。 本当はまっすぐ家へ帰る予定だったが、ただ帰って寝るのではつまらないので、夜はいつも行く神保町のタンゴの流れる喫茶店に向かう事にした。 それもただまっすぐ家に帰り喫茶店に行くのではつまらないので、ムエット収集でもしよう…

2.初売りと薔薇(マジャリス 他)

生まれて初めて伊勢丹の初売りの行列に並んだ。前日には生まれて初めてルミネの福袋の行列に並んだ。後者の行列はどこかイベントに参加するような浮ついた雰囲気なのに対し、前者は物を手に入れるという明確な欲望が行列を包んでいたように思う。開店と共に…

1.再出発をする(プルペリア他)

グランドハイアット東京内、フェギア1833に赴いた。 一度はティンタ・ロハに出会って終わった香水の旅なので、終着点のこの店から再開することにした。 1回目の来店時に散々質問をして居座ったからか、店員さんと若干仲良くなった。高級感のある店内ながら気…

0.はじまり

突然だが、2015年の暮れに、フェギア1833にてティンタ・ロハと出会った。偶然にも好きなアルゼンチンタンゴの名前を冠したこの香水に惚れ込み即座に我が物にしてしまった私は、更に香水体験を重ねて香水たちを深く愛したい。と考えた。また、そうやって冒険…