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日々の糧—香り日記—

日々出会った香水について記してゆく日記。

7.部屋(フルール・ド・ブランシェ)

愛する香りにも種類があり、ティンタ・ロハが身体の一部としたら、このアロマリン社のフルール・ド・ブランシェは空間の一部として愛している。

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近所の雑貨屋で衝動買いした安香水だが、この香水をこっそりハンカチに吹きかければいついかなる時と場所でも
クラブでも、居酒屋でも、終電を逃した新宿でも。どこでもつかの間の幸せな空間を楽しむ事が出来るのだ。



所感は以下。


フルール・ド・ブランシェ
→高級なフレグランス的に華やかに香り立つというよりは清廉な花の雰囲気がある。花々を集めただけでなく、植物の青さも感じられる。
パウダリーだったり深さのあるタイプの香りではなく、どこかで嗅いだ事のあるような少し懐かしい花の香りが続いた。
良くも悪くも癖のない香り。

とても2千円代とは思えない上質な香りである。
知識不足故の偏見かもしれないが、普通この値段設定の香水ならば人工香料のむせるような香りが漂うはずなのに、それがない。
最近になってようやくこの事態に気付き始め、この香水は一体何ものなのだ、と調べた所、香水のメッカであるグラースの香料を使っているらしかった。

そうかこれがフランスの香り、グラースの香り。と、部屋中に吹きかけて海の向こうに思いを馳せた。
部屋に差し込む陽の光を聖地の森の木漏れ日だと思ったら、何処かに帰りたい気分になった。


まだ近所の雑貨屋には売っているだろうか。他の種類も揃っていたはずなので、休日になり次第走って試しに行きたい。



アロマリン