日々の糧—香り日記—

日々出会った香水について記してゆく日記。

9.湯船(ジャスミノラ)

ゲラン アクアアレゴリアシリーズのジャスミノラが余っている。

4年程前に購入し、香りに酔うようになってしまってからは手が遠退いていた。
しかしこのまま劣化させ続けるのも惜しいので、何年ぶりかくらいにお風呂のお湯に吹いて使ってみた。

湯船に浸かる香りが湯気とともに温かく上ってきて良い匂いだった。
何故私はこんなにも芳しいジャスミノラの香りが苦手だったのだろうか。と疑問に思った。


久々の感想は以下。


ジャスミノラ
→トップではジャスミンは強く香らない。私の鼻ではシクラメンと柑橘系の香りを強く感じる。香りが落ち着くと徐々に青みがかった清楚な花の香りの中にジャスミンが良い意味でクセのある香り方をし始める。ラストにアンバーが香るらしいが、私の体質ではそれが弱い。常にシクラメンが香り続けていた。
ジャスミンの香水=官能的というイメージを主張せずにさりげなく行っている。
昼間より春の夜が似合う香り。
振りまくより、近寄った時にかすかに香らせる程度が良いと思った。



思い返してみると、当時はベルガモットが香らずトップノートの花の生々しい香りが特に目立っていたため、それに当てられていた。
また、香りの正体が今まで分からなかったから、酔っていたようにも思う。
シクラメンは幼い頃から家にあった。葉っぱの模様が面白いので、よく顔を近づけて眺めていたものだ。
思い出した今は香りが懐かしく心地良い。


香りの感じ方は変わったものの、持続性が少し弱いのは相変わらずだった。
湯船に吹いたジャスミノラはすぐに去ってしまった。
その懐かしさを手放したくなくなって、湯上りにも肌に2、3回吹きかけたが、それもすぐに去ってしまった。
 
あの日から、夜になると少しだけ気分が沈んでしまう。




ゲラン
ゲラン<公式>ブランドサイト-Guerlain - Guerlain
※ジャスミノラは正規店では廃盤になっているが、他のアクアアレゴリアシリーズも良い香りが揃っている。