日々の糧—香り日記—

日々出会った香水について記してゆく日記。

14.昼寝(ローズ・ダムール 他)

病み上がりであるが、何とか普通の生活を送れるようにはなった。
今日は新宿のルノアールで知人と話した後、伊勢丹に寄った。

今日はローズの香りの気分だった。
引越しや病気ですっかり滅入った気分を華やかにしたかったのだ。

カウンターに行くと、前に所感を書いたアニックグダールのローズポンポンが発売になっていた。
その隣に、パルファン ロジーヌ パリのローズ・ダムールがあったのでどちらも試香をした。
店員さんに、ローズや花の香りを探していると話すと、ジミー・チュウのオーデトワレも紹介してくれた。

試香の所感は以下。

ローズ・ダムール
→付けたては濃いめのアプリコットの明るく甘いフルーティーなの香りなのだが、徐々にローズ系の上品な香りが現れ始めるため、フルーティーと言えどやや重さと高級感を感じる。時が経つにつれてアプリコットは落ち着き、ローズやウッドのまろやかさが増して行った。しかし甘さのベースは終始アプリコット。先に言ったように重さもあるので、普段はもちろんの事改まった場所でも個性を発揮出来る香りだと思った。


ジミー・チュウ EDT
→プッシュ直後は軽快な香り。洋梨が入っているらしく、甘過ぎず辛口過ぎない爽やかさのある香りだった。気付いたら洋梨のようなコクが残っている中ローズとタイガーオーキッド(というらしい)がパウダリーに香り始めていた。この部分で仄かに感じる個性的なえぐみが苦手な人もいそうではあるが、そこがこの香水に惹きつけられるポイントであるし官能性を担っている気がした。パウダリー感は時間とともに増してゆき、残り香はノスタルジーを感じる化粧品のような香りになった。



これ以外にもフルーティーかつローズが入った香水を色々試したのだが、どれもトップ以降の変化が楽しかった。

自宅に帰ってベッドに横になりながら収集したムエットを嗅いでいると、心地よい眠気がやって来たのでそのまま目を閉じた。
まだ体力が戻りきっていなかったようだ。
華やかな香りに囲まれて見た夢は、知らない人と知らない地図を見ながら知らない堤防を散歩する夢であった。




パルファン・ロジーヌ・パリ

ジミー・チュウ