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日々の糧—香り日記—

日々出会った香水について記してゆく日記。

33.新潟にて(六神 花露水)

その他

出張で新潟に行っていた。

 

新潟の山の中で数日過ごしたのだが、殊の外涼しく、自然の草花や土の香りは都会のそれとは違い、ふっくらとした有機的な甘みが鼻に心地よかった。

しかし、暑い事は暑いから汗はかく。仕事が一段落した後、いかにしてその汗ばんだ肌を忘れようかというのが悩みであった。

 

そこで引率していた学生の中の中国からの留学生がこれを持っており、使わせて貰った。

 

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六神花露水

→花露水という中国では有名な虫除け・痒み止めらしい。

香水感覚でつけられるらしく、成分を見ると

薄荷、金銀花(スイカズラ)、麝香と牛黄(漢方?)、蛇胆などの漢方も入っていた。

100年以上前から製造されており、今は香りも複数種あるが、これが1番クラシカルな香りだそうだ。

 

調べていたら「ベビーパウダーの香り」と形容されていたが、確かに白檀のパウダリーで穏やかな甘さが1番強く香り、香りを深く吸い込むとスイカズラの蜜っぽい香りが奥に感じられる。酸味は無い。麝香(ムスク)が入っているからか、漢方の数々はきつくは香らず、例えればメンズ香水に入っているパチュリ的な、奥にややコクのある癖と苦味を添えるのみ。

香りは甘く濃厚だが強くは香らず、薄荷のおかげで鼻に通る冷たさが心地よく肌に乗せるとひんやりとした爽快感がある。

1番クラシカルな香りだけあって懐かしさを感じさせる香り。

 

 

 

自然のリアルな香りに包まれていたら、持って行った気に入りのポメロパラディやオーデラブにも不思議と酔ってしまった。 

六神花露水ももしかしたら車内で香ったら酔う人間がいるかもしれない。
しかし不思議と周囲の自然の香りの邪魔をせず、私の鼻と肌には良いものだった。

 

花露水も新潟の自然も、嗅いでいると草と土の香りを吸い込みながら夢中になって遊んだ遠い昔を思い出した。

 

 

 

そして今は新幹線で秋田県の自然の豊かな母の実家に向かっている。

秋田の草花はどんな香りがするだろうか。

 

 

 

 

 

 

※六神花露水は購入出来る日本語サイトが無いようだった。

中国でしか買えなさそうと聞いたので、中国に行く友人知人に土産に頼むのが1番簡単な入手法かもしれない。