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日々の糧—香り日記—

日々出会った香水について記してゆく日記。

20.NEWoMan (Stady#17 他)

 
新宿に新たに出来た商業施設のNEWoMan を訪れた。
ターゲット層が「本物志向の大人の女性」と聞いて、セレクトショップ伊勢丹とはまた違った香水があるのではないかと思ったからだった。
 
買えば3年は上質で丁寧な生活を送れそうな店と洗練された客層が多く、歩いていてとても落ち着かなかったが、そのほのかな疎外感もまた未開の地で香水を探す探検気分を盛り上げてくれた。
 
 
そんな中、今回見つけた香水は
 
diptyque
DAWN
Miller et Bertaux
A LAB ON FIRE
Andree Putman
 
の5ブランドである。
 
おなじみのディプティックに加えてまだ実物を見たことのなかったニッチフレグランスに出会えたので、サンプルのムエットだと思ってショップカードの匂いを嗅いでしまったり、ルームフレグランスを肌に吹きかけて店員さんに指摘されたりした恥ずかしさも少しは報われた気がする。
 
特に印象に残った香水の所感は以下。
 
 
 
 
Miller et  Bertaux
Stady#17
→カシスと、グレープフルーツやオレンジとはまた違った柑橘系の香り(カラマンシーという柑橘らしい)がスパークリングのノンアルコールカクテルの様に広がる。華やかと言うよりは軽やかな、すっきりとした香り。最後までカシスとスミレの可愛らしさは残るものの、ラストの残り香では気付いたら柑橘系の香りは遠退いておりグリーン系の香りが混ざり水っぽく落ち着いた甘い香りが心地よかった。
メンズフレグランス的な香りは感じないので女性でも抵抗無く使えそうだった。
 
 
 
A  LAB ON FIRE
pari* L.A.
→グルマン系の香り。付けた直後はジンジャーエールなのだが、マカロンアコードのバニラっぽい重めの甘さがジンジャークッキーのような印象をあたえさせ始める。その後もジンジャーの暖かみのある香りは暫く続くが、グリーンやスパイスの香りは弱まって行き、フェギアのビブリオテッカ バベルに似た濃厚なバニラの甘さに変わって行く。調香を見てみたらアンバーが入っていた。アンバーとバニラでクリームブリュレのような香り立ちになるようだと学んだ。
 
 
 
Andree Putman
フィグ アン フレール(FIGUE EN FLEUR)
→フィグらしい青さとローズの香りが滑らかな球体の様な香り立ち。フィグの香りははバランス良く、濃いながらも奥が透明感のある調合がされている。プッシュ後は暫くフィグのまろやかな香りが主に続いて行き、そこに時々アーモンドやトンカビーンの香ばしい特徴のある甘味が漂う。ラストはトップの広がる香りがパウダリーなウッド系の香りに落ち着いて行った。
 
 
 
DAWN
フォーミュラX(FORMULA X)
 →付ける人によって香りが変わり、それぞれ肌の香りになるという香水。ムエットに乗せた段階では無臭に近く、かなり遠くに仄かに何かが香っている程度の匂い。
 
 
問題はこのフォーミュラXで、
自分の肌はどんな香りなのだろう、と興味を惹かれて店頭で肌に吹きかけてみたのだが、いつまで経っても香りがしてこない。
「香らないんですよねえ」
と店員さんに言うと、
「人の鼻は3つ匂いを嗅いでしまうと効かなくなると言いますからね」
とフォローしてくれたが、その後も香りを嗅ぎ分けられたので残念ながら鼻は全く問題が無かった。
 その後、スターバックスで様々なフォーミュラXの事例を検索しながらフォーミュラXを吹きかけた手首に鼻を近づけて確認していたが、
ムエットの段階と変わらず、ほぼ無に近かった。
 
私はムエットだったのだろうか。
 
 
 
 
 
 
ミレー エ ベルトー
 
 
アンドレ・プットマン
 
 
A LAB ON FIRE
 
 
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