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日々の糧—香り日記—

日々出会った香水について記してゆく日記。

52.表参道を散歩(green,green,green and…green)

ミレー エ ベルトー

買い物ついでに表参道に寄った。

特に用事はなかったが、久々に気分転換に歩いてみようと思った。

 

表参道というと、まずはスパイラルマートの香水売り場に寄る。

そろそろ今年の春夏用の香水をと探してみたところ、ミレー エ ベルトーに目が留まった。

その中でも、green,green,green and…green #3(グリーン、グリーン、グリーン アンド…グリーンと読むのだろうか)が印象的だった。

所感は以下。

 

グリーン、グリーン、グリーン アンド…グリーン#3

(green,green,green and…green#3)

→グリーンウッド系の香り。吹きかけた直後はシダー系のやや乾いた穏やかで濁りの無いウッドの香りとヴァーベナを主にした新鮮なハーブの香りが混ざり合い、瑞々しく朝の空気感を感じる。さらに聞いてゆくと、青々した香りは落ち着き(しかしラストまでしっかり存在感はある)コリアンダーやローレルのスパイシーな香りを感じ始める。

パチュリ系の苦味を感じたのだが、この部分が醸し出しているのだろうか。しかしパウダリー過ぎず透明感を残したウッドがしっかりとベースに流れているため、最後までスパイシー過ぎず、あくまで甘さ控えめのビターなアロマティックグリーンの香り立ちをした。

名前の通り、連なるグリーンの顔は様々だということを改めて感じる香り。まだ暖かくなり始めの春先に出会った緑の香りを一つ一つ観察しながら散歩している気分になる。気分転換と同時にリラックスできた。

 

 

 

ベルトーのグリーンはフランス的ではあるものの、それと同じくらいインドを思わせるウッド系の香料を多用している。香りはヨーロピアンガーデンの露を乗せた繊細な草花というよりも散歩した先で周囲の空気を包むように生えている大きめの草木を思わせる。

軽薄なロハス思想には陥りたくはないが、 自然に囲まれた場所で朝日を浴びながらヨガをしたらベルトーの香りのような気分になるのかもしれない。

時間をたっぷりと使って緑とともに行う丁寧な呼吸は、何という贅沢なのだろう。

 

 

などと考えながら無意識に足を進めていたら、歩いていた日陰がちな通りにはLOHAS STREETと書いてあった。

外気は春にはほど遠かったが、歩いていたからか不思議と体に冷えは回っていなかった。

 

 

 

 

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